「お前もしかして、瑠璃と別れたのか?」

『な、なんだよ急に。』

裕也は、僕の態度をみると大袈裟にため息をついた。

「やっぱりな、これでよかったのかよ!」

黙っていると裕也がまた、話しだした。

「黙っているという事は後悔してるんだな?今ならまだ間に合うから早く瑠璃に会ってこいよ!」

『いや、いいんだ。これでよかったんだ。』

「お前まだそんな事言ってんのかよ!」

『これが、僕の本心だ!!悪いけどもう帰ってくれよ!』

「おい、かず…。」

裕也を無視して僕は、ドアを閉じた。