幼なじみ

「だけど、それだけじゃ『もういいよ!』

『もういいから。』

最後まで言葉を聞きたくなかった。

『それなら、この関係も今日で終わろうよ。』

「えっ?」

瑠璃は、戸惑った顔で僕を見ていた。

『今日で僕たちの関係を無くそう。そして、お互いもう親しくするのは辞めよう。』

その時、強い風が僕と瑠璃の間を通った。