家まで送ろうとしたが瑠璃が、

「大丈夫、一人で帰れるから。」

と言ったので玄関で見送った。
部屋に戻った僕は、ベッドに寝転んだ。

(僕は、なんて自分勝手なんだろうな。瑠璃が調子が悪いのに無理矢理宿題を手伝ってもらって。)

僕は、そこまで考えるとそっと目をつぶった。

(本当にこのままでいいのか?僕は、瑠璃に甘えたままでいいのか?)

僕の疑問には、誰も答えてはくれなかった。