幼なじみ

夢を見ていた。
何か柔らかい物が僕の唇に触れるそんな夢だった。




「…………ずや!!」

遠くから何か声が聞こえた。

「………和也!!」

声と共に体が揺すられた。

「起きて、和也!!」

『うわっ!』

耳元で叫ばれたのでびっくりして僕は、跳び起きた。

『まったく、もう少しやさしく起こしてくれよ。』

目が覚めた僕は、文句を言いながらベッドから降りた。