幼なじみ

『いただきます。』

僕は、置かれた料理を一口食べた。
食べていると、瑠璃がじっと僕を見ていた。

『えーと、どうかした?』

僕が聞いてみると瑠璃は、少し心配した顔で、

「おいしい?」

と聞いてきた。

『うん、すごくおいしいよ。ただ…。』

「ただ?」

『ううん、なんでもないよ。おいしいから大丈夫だよ。』

僕がそういうと瑠璃は、安心したような顔をしていた。

(本当は、ちょっと量が多いんだけど…。)

僕は、目の前にある料理の量を見てがんばって食べようと思った。