そう言って目の前で微笑むのは、いつからか久保姫の理想の姿として胸に刻まれていた鷹狩りの男。 まさか、再び会えるなんて。 突然の予期せぬ再会に、久保姫は目を見開いて男を凝視する。 既に彼女の頭からは父親のことや輿を襲撃されたことなど綺麗さっぱり消え失せて。 目の前にいる男しか見えていない。 そんな視線を知ってか知らずか。 「某、名を伊達晴宗と申す」 太陽の光を浴びながら、男は伊達晴宗と名乗った。 そして射抜くように久保姫を見つめその唇を動かす。