人気の無い道を少し走った所に、担任の車を見つける。

そこにぐちゃぐちゃになってたのは、落ちて死んだ筈の秋夜がいた。


「何で、コイツが、」


今頃ぐちゃぐちゃになっていたのは俺の方だ。
なのに


「取り敢えずここは私がどうにかする、君達は帰りなさい。」

担任にそう言われ俺達は帰った。

それから数日後、ニュースになって、お前が学校に来たと思えば秋夜が居て。


「……こんな感じだ。俺は、秋夜に止めを刺した。彼奴は俺らを恨んでた筈だ、いつ千尋に影響が及ぶか分からなかった。」

「だから、架名は、」


知らなかった。
秋夜が架名と関係があったなんか、架名が秋夜に助けられた事なんか。


「畜生…ッ」