「キャーーーッッ!」 目の前には、整っている隼人のドアップの顔。 私の顔との距離はもう数センチ… 「うっせーな…。叫ぶなよ。 まだ、何もしてねーじゃん。」 耳を塞ぎながら、迷惑そうな顔をする隼人。でも、そんな迷惑そうな顔もすぐに 怪しい笑みに変わっている。 「だ、だって〜、驚くに決まってるよ! 顔、近すぎ! それに、“まだ”ってなんなのー⁉ 何かする気だったわけー?」 まだっていうところを強調して、 言い返す。