夕食も食べ終えて、
お腹いっぱいになった頃、
「梨香~、隼人くんに部屋教えて
あげてーっ!」
「はーい。じゃあ隼人くん行こ?」
「おー。」
リビングを出て、階段を登る私達二人。
「・・・・・・」
無言のままで、会話が見つからない。
でも、階段なんか、一瞬で
すぐに二階に着いた。
ここは日向くんで、ここは悠くん。
じゃあ、隼人くんはここだなッ!
「はい、どうぞ!この部屋だよ!」
さっきまで怒ってた私だけど、
夕飯たべて、機嫌も直った。
それにいつまで怒っててもダメだしね。
だから、
一応私なりに、にっこり笑顔で
教えたつもり。


