イケメン3人預かります!〜魅惑の6ヶ月間〜





「有名も何も、この学校で
知らない人なんかいないよ⁉
超イケメンなんだよ!3人とも
ファンクラブがあるって噂
聞くぐらい!」

いや、知らなかった人がここにいます…

そんなに、有名だったんだ。
クラスのみんなとは仲良しだけど、
他のクラスまで知らないし…。


「そうなんだ…」

「いいなぁー。羨ましいー!
っていうか、あの3人と住んで
何も起こらないとか、本当に
ありえないわ。」

「だ~か~ら、本当に何も
起こらないってば!」


「また、詳しく教えてねっ」


しおりはニヤニヤして、
怪しい笑みを浮かべながらそう言って
私をからかう。

もう~。


そして、授業が始まり
私は席に戻った。



私はこの時、
助けてくれた人のコトなんか、
すっかり忘れてしまっていた…。