「だって……」
「え⁉なに⁉聞こえねー…」
「だって!!隼人がひどいコト言うからでしょっ⁉日向くんは、すっごく褒めてくれたのに!隼人は軽く言ったコトかもしれないけど、私にとってはすごく悲しかった…」
別に、ライブの為にオシャレしただけで、隼人に褒めてもらおうとか、どう言ってもらおうとか、思ってたわけじゃない!
だけど、口が止まらない!
「確かに、私は可愛くないけど、一応女のコだし、傷ついちゃぅ…。。
だから、思ってても今度からは私のいない陰で言ってよ!!
ねぇ、わかった⁉」
全部言い切った私は、既にちょっと息切れ…。
そんな、私とは別に、
ぽかーんとしている隼人。
でも、そんな表情はすぐに余裕の笑みに変わり、
「フッ、そんなコト気にしてたんだ」
そんな言葉を私に突きつける。


