家を出て数分…… 「なぁ。」 「・・・」 「おいっ!!」 「・・・何?」 一度は無視した私だけど、 二度目は一応返事し、少し隼人を睨みつけた…。 「なんで、お前そんなにふくれっつらなんだよ!」 そんなのアンタに、せっかく頑張ったオシャレをけなされたからに、決まってるじゃない! 「・・・別に。」 素っ気なく返し続けていると、 突然、 ーガシッ 腕を掴まれてしまった。 「早く言えよ⁉今日楽しまなきゃいけねーのに、そんな気分じゃ楽しめねーよ?」