私は、病気なんだ

しかも、簡単には治らない・・・



なら、

私はどんな病気なのか

ちゃんと知っておきたい



どうなるか

はっきり聞いておきたい



痛い

疲れる・・・



でも、そんな日々でも

1つだけ、楽しいことがあった



それは・・・



「刹那!届けに来たよ」



前と変わらない笑顔で

美弥が手紙を渡してくれる



「私、伝書鳩じゃないって

 言ったはずなんだけどなぁ・・・」



そう言いながら

帰っていく美弥



私はその背中を見送って

手紙を破らないようにあけた



すると、侑斗からの手紙が入っていた