「クスッ…。 ありがとう。」 口元しか笑わない少女。 「言っとくけど、お前が鬼だかんな!」 「そうだぞ!」 「言い出しっぺなんだから、当たり前だぞ!」 少女は 何も言わず 頷いた。 「早く鳥居のとこ行けよ!」 少女は また何も言わず 鳥居の方へと ゆっくり歩いて行った。