「かくれんぼしようよ」


少女は
ボソッと言った。



「何だよ、お前!?」

「気持ち悪いな!
帰ろうぜ!!」


もちろん
少年達は相手にしなかった。





―――クスクスクスッ。




少年達の背中で
少女が笑う声がした。