か く れ ん ぼ




“最後まで見つからなかったら、願い事が叶うのに…”



そう言っていた少女の声が少年の頭の中に響く。

少女は
ゆっくりと近づいて来る。



「来るなーッ!!」
ドスッ。



少年が叫んだ時には
もう 遅かった。




少女が
見えないように手に持っていた、銀色の冷たいモノが少年を貫通していた。