毎年お母さんのバースデーには、私とお姉ちゃんが料理を振る舞う事になっている。


ちなみにお父さんはお酒を買って来る担当です。私達は未成年なので。


お酒にあまり強くないお母さんが酔って甘える姿が、お父さんにとっては堪らんらしい………さすがドS!!


「分かってるって。じゃあねお姉ちゃん、また放課後ねーーー」


話し込んでいる内に、別れ道に差し掛かった。


お姉ちゃんの高校は右、私の中学校は左。


「バイビーー」


お姉ちゃんと別れて、私は1人で中学校に向かって歩き出した。


「おはよう」


「はよーー」