「そうだそうだ!お前みたいな地味男、引っ込んでろっ!!」


「なんでお前なんかが紀右ちゃんと昼飯食えんだよっ」


「バーカ!調子に乗んな!」


幹居ファンに立て続けに罵られ、オレの怒りのバロメーターは急上昇。


箸を持つ手がプルプル震えた。


「上等だコラ…」


オレ、結構ケンカ強いんだぜ?


4人を人気の無い所でボッコボコにしてやろうかと、口を開きかけた。


「――――勝手な事言わないでっ!」


お…おお!?


「十六夜君は優しい人だよ!何も知らないのに、好き勝手言わないでよ!!」


「み……きい………」