“ゆっくりでいいから、お前に似合った人見つけろよ”


いちお兄ちゃんはその言葉を残し、熟睡モードに突入。


“寝顔写メ撮ったらプレミアつくかな?”とか言ってる寧央を引っ張って、校舎内に戻った。


「じゃあね紀右お姉ちゃん、寧央ちゃん、弥紗ちゃん」


「バイバイ蜜柑」


1年生教室に向かう蜜柑と途中で別れて、2年生3人だけになる。


2年生教室に行く途中私は寧央に聞いてみた。


「寧央……彼氏っていいものなの?」


「ハァ?いいものって何よ。でもまぁ、恋したら何気ない毎日がキラキラして、楽しいわよ!!」