「つ、作んないよ!好きな人すらいないのに、彼氏だなんて……」
段々と語尾が小さくなってゆき、俯く私。
いちお兄ちゃんはそんな私を見て、ゆっくりと上半身を起こした。
「連香さんと千梨さん見て、うらやましいとか思わねぇの?紀右」
「思う……けど……」
イジワルでドSだけど、あれだけ優しさ溢れる目でお姉ちゃんを見つめてる千梨さん。
私もあんな風に私だけを見てくれる人がいたらいいなとは思うんだけど………
「まぁ…姉に恋人が出来たから自分も……なんて言って軽々しく作れるもんじゃないよな、彼氏って」
段々と語尾が小さくなってゆき、俯く私。
いちお兄ちゃんはそんな私を見て、ゆっくりと上半身を起こした。
「連香さんと千梨さん見て、うらやましいとか思わねぇの?紀右」
「思う……けど……」
イジワルでドSだけど、あれだけ優しさ溢れる目でお姉ちゃんを見つめてる千梨さん。
私もあんな風に私だけを見てくれる人がいたらいいなとは思うんだけど………
「まぁ…姉に恋人が出来たから自分も……なんて言って軽々しく作れるもんじゃないよな、彼氏って」



