今まで散々迷って来た。
地味男として男子に見下されるか、ダテメガネ外して女子に騒がれるか。
どちらも嫌でウダウダ悩んでたが………この事がきっかけで、1歩が踏み出せた。
「オレが正々堂々お前とつき合う事を認めて貰いたかったのは、長峰と細石だけじゃ無い。クラス…イヤ、学校中の皆なんだ」
「楓………」
「その為に、あんな皆がいる前で素顔と本性バラした。言っとくけど、後悔はしてないぞ」
オレが他校生もいるあの場でメガネを外した理由を知り、涙目になってる紀右の頬に、優しく手を添えた。
微かに熱い、紀右の体温。
地味男として男子に見下されるか、ダテメガネ外して女子に騒がれるか。
どちらも嫌でウダウダ悩んでたが………この事がきっかけで、1歩が踏み出せた。
「オレが正々堂々お前とつき合う事を認めて貰いたかったのは、長峰と細石だけじゃ無い。クラス…イヤ、学校中の皆なんだ」
「楓………」
「その為に、あんな皆がいる前で素顔と本性バラした。言っとくけど、後悔はしてないぞ」
オレが他校生もいるあの場でメガネを外した理由を知り、涙目になってる紀右の頬に、優しく手を添えた。
微かに熱い、紀右の体温。



