「えっ?本当にあの人、十六夜君??」


「そうでしょ……今目の前でメガネ外したんだから……」


「で、でも………アレ?違う人?」


初めてオレの素顔を見たヤツ等全員が、“ハイッ?”って顔をしてオレを凝視していた。


「ちょっ…待て……違い過ぎだろう……」


「何がです?お客様」


呆然状態の3人組に向かって、ドス黒い笑いを送りつけてやった。


オレの彼女に手出したんだ。


誰が爽やかな笑顔なんかしてやるか。オレはそんなに善人じゃねぇ。


「お客様、ご注文が無いのでしたら、出て行ってください。――――イヤ………」