普段私の事を“幹居”と呼んでいる楓が名前で呼び、一斉に皆の注目を浴びまくった。


硬直している皆をよそに、楓は私の頭を自分の方に引き寄せる。


そのまま頭ポンポンしながら―――サラリと言った。


「オレの彼女に手出してんじゃねぇよ、お前等」


途端に、皆が更にフリーズしました。


「か、かかかか、楓ぇぇぇっ!?//////」


教室内に、私の絶叫が響き渡る。


それでもニコニコとした微笑みを崩さない楓に、私はきっとこれからも振り回される事でしょう。


まぁ…やっぱり……


離れる気なんて無いんだけどね!!