もしかして乃唖ちゃん、うちの中学の学校祭来る気じゃあ……


『調理担当?だったら会えないかぁ……忙しいよね、きっと』


――――っ!やっぱり!


「あっと…乃唖ちゃん、やけにか……十六夜君の事気にしてるんだね?何かあったの?」


イヤだ………私なんで、こんな事聞いてるの?


余計な事を聞いてしまったと後悔しても、もう遅い。


『えっ?……あのね………』


乃唖ちゃんはちょっと声のトーンを上げた後、爆弾を落とした。




『私…楓君の事が好きになっちゃったみたいなの』




一瞬にして、全身が凍りついた。