マイルド・ガールとワイルド・ボーイ3

『あのさ紀右、おじさんとおばさんだったら、おじさんの方がヤキモチ妬きでしょう?』


綾芽ちゃんの言葉に、コクンと頷く。


だってホントにお父さんってヤキモチ妬きで、お母さんが別の男の人と話してると凄いイライラしてるもの。


その事を言うと、紅ちゃんがビシッと私を指差した。


『ズバリ!!紀右ちゃんのそのイライラモヤモヤは、ヤキモチ!!』


『ヤ……っ!?』


『そっかぁーー♪ついに紀右、十六夜君好きになっちゃったんだーーー♪』


お姉ちゃんが満面の笑みで言った一言は……


私にとっては超衝撃的な、“結果”だった。