なのにどうして放課後家に来い等と言われたのか分からず、紀右を問い質す。


『お姉ちゃんが楓に来て欲しいんだって。後お父さんがなんか言ってた様な気ぃする。“審査だ審査”とかって言ってたよ?』


紀右はサラッと答えてくれたけど、幹居家の長女が何を考えているのか全く理解不能。


逆に父親が何を言っているのかは楽~~~に理解出来て、汗が止まらなかった。


「ホラ十六夜君、もっと食べて!」


「ハァ…いただきます」


そんなこんなでオレは今、なぜか分からないが幹居先輩の誕生パーティーに出席している………というワケだ。