だけど最近は甘さの割合がアップしたというか……時々物凄いドキドキする様な事を言ってくる。


その度に私は顔が真っ赤に染まり、うろたえてしまう。


でもそんな自分も、優しい楓も、嫌いじゃないんだ。


“嫌い”じゃないなら――――…私は楓の事……?


「幹居、どうした?」


「えっ?」


どうやら考え事をしてる間に意識が飛んで行っていたらしく、桑村君の声で我に返った。


ワワワ……!5人共私に注目してるよ………!恥ずかしい!!


「な、何でもないよ!!ごめんね皆っ」


私は右手をパタパタ振って、急いで誤魔化した。