「ねぇねぇ制服のデザイン、こんなんでどう!?」


「キャーーカワイイーーー♪これなら大盛況間違いなしだよ!!」


「大丈夫よ!何たって私達のクラスには幹居さんがいるもん!」


「………へっ?」


一気に大勢のクラスメイトから視線を集め、瞬きを繰り返す。


何が何だか分からないでいると、寧央が口を開いた。


「皆ね、アンタに期待してんのよ。1組一の客寄せガールだからね」


き…客寄せガールって……


「幹居さん、当日、接客お願いね!!」


クラスでも明るい女の子が凄い勢いで迫って来たので、思わず顔が引きつる。