緊急事態発生のランプが点滅してるのか、紀右の頬がピキッと強張った。


「理、理性って何!?ふざけてないで、早く退いて!//////」


起きたくても手首を床に押しつけられてるせいで出来ない紀右は、かなり焦っていた。


だから……その顔がドSスイッチ押しちまうんだよ。


分かってないねぇ、紀右ちゃん。


「………カワイイ、紀右」


「なっ!?//////」


ポツリと呟いたオレの言葉に、余計に赤くなる紀右のホッペ。


カワイくてカワイくて、無意識に顔を紀右に近づけていた。


――――ゴンッ!


「イッテ!?」