好きな女の誕生日にプレゼントをやるのは、当たり前。


バカみたいに悩みながら選んだプレゼントを渡すと、幹居は少し顔を赤らめて受け取った。


「あ、ありがとう十六夜君…//////」


「アラアラアラ~~~?」


「まぁまぁ♪姉妹でおめでたい事が続くかもしれないわね、もしかして♪」


オレ等のやり取りを見ていた幹居先輩とお母さんが、ニヤニヤと笑う。


「紀香!!“おめでたい”事なんか、起きーーーーん!!」


幹居家唯一の男性のお父さんの絶叫は、虚しく消えて行ったのだった。


「中学の内はオレは認めんぞーーーっ!!」