ちょっぴりしんみりモードになっちゃってる場の雰囲気を吹き飛ばす様に、明るく言った。


あの~~~…幹居先輩、微妙に涙目にならないで下さい。


せっかくの幹居の誕生日に重い話しちゃって、罪悪感にかられてるんですから。


「えと……すみません、暗い空気にしちゃって………」


さっきまで賑やかだったのに誰も話さない状況に、小さくなって謝るオレ。


どうしたらいいのか考えてると、幹居が口を開いた。


「………また来なよ」


「えっ?」


「また来ていいよ、うち。どうせならって言ったら何だけど、お姉さんも連れてさ」