小さい頃からオレと姉の両親は仕事が忙しく、あまりイベントを一緒に過ごした記憶は無い。


誕生日とか、クリスマスとかな。


『お誕生日おめでとう楓!!ハイプレゼント!!』


姉ちゃんはただ1人の弟にさみしい思いをさせまいと色々やってくれたけど、今日は部活で遅くなる。


そんでオレは普通に家に帰ってテレビゲームでもしようと思ってたのに、なぜか幹居の誕生パーティーに呼ばれた。


ハッキリ言う……ホントになぜ!?


「まだ言ってるの十六夜君?ジャマなんて思ってたら、招かないから!!」


オドオドしてるオレに、幹居が一喝。