――薄暗く、静かな寝室。




ギシッと激しく軋むベッド。




「……あ、っ…」




俺の下で身を捩り、ギュッと目を閉じる女。




そうだ。




この女こそが……俺の惚れた女。




桐谷汐莉だ。




年は確か…俺より4つ下。




出会いは数ヶ月前。




人数合わせで、無理矢理付き合わされた合コン だった。




別に女が欲しいわけでもなかったし、いちいち 合コンなんざ行かなくとも群がってきた。




だが…この合コンが運命だった。




俺と汐莉を引き合わせてくれた。