――… 次の日の夜。 俺は汐莉を迎えに彼女のマンションに行った。 「ごめんなさい、待った?」 「いや、大丈夫だ。」 汐莉はおずおずと車に乗り込んでくる。 シートベルトを付け、俺に微笑む汐莉。 「行くか。」 「えぇ」 今夜は汐莉を全力で愛したい。