あんな顔……二度とさせたくない。


だから、莉奈が望むまでいつまででも待とう。


そう思っていたのに、アキラに指摘されてそれが正解かどうか分からなくなった。


莉奈は大切だし、大事にしてやりたい。


だけど、莉奈がどう思っているのかは分からない。


俺はハァと息を吐くと、二本目のタバコに火をつけた。