魁一があたしを愛してる……?


って、それって……――!!


「も、もう一回言って!!ちょっと聞こえなかった!!」


「嘘つけ。二度といわねぇよ」


「そ、そんなぁ……。不意打ちなんてズルいよぉ。まだ心の準備ができてなかったのに!!」


「バーカ。ほら、早くいくぞ」


そう言うと、魁一はあたしに右手を差し出した。