「ちょうどいいところに来てくれた。お前をブッ飛ばすだけじゃ気が収まらないし」


宮崎陸斗はそう言うと、ジリジリと莉奈に歩みを進める。


「自分以外の大切な人を傷つけられた気持ちを俺が教えてやるよ」


「おい!!莉奈に手を出すな!!」


そう叫んでも、宮崎陸斗の視線は莉奈に向いたままで。