会ったらどんな顔をしようかな……。


魁一も照れくさそうにしたりする?


魁一の照れた顔なんて想像しただけで胸がキュンキュンする。


ていうか、魁一のことを考えただけでテンションが上がっちゃう!!


くすぐったい気持ちを抱えながら屋上へ伝わる階段を上り始めた時、ふと誰かが下りてきたのに気が付いた。


「……?」


しきりに目を擦りながら歩くのは……――


「……白鳥さん?」


隣のクラスの白鳥ユキナはあたしに気付き、ハッとした表情を浮かべた。