『あ、あのさっ。今って何してる?』 『今?』 『そう。何してるのかなぁ~って。アキラ君と一緒にいるんだよね?もうゲーセン?』 『アキラなら隣にいる』 『ホント?あたし、駅の近くに新しくできたアイス屋さんに来てるんだけど、よかったら魁一達も来ない?』 サラッとそう口にしたものの、内心ドキドキで。 断られたら、結構ショック大きいかも。 不安と期待が入りまじりながらも耳に当てた携帯にギュッと力を込める。 だけど、電話の向こう側から聞こえてきた魁一の言葉は意外なものだった。