「あそこの族の頭も宮崎みたいに整った顔してた気がするんだよなぁ~」 「整った顔の奴なんていくらでもいるだろ。アイツなわけがない」 族の頭がのんきに図書委員なんてやってるかよ。 絶対にありえない。 「宮崎が族の頭なわけねぇだろ」 「似てる気がするんだよなぁ。……でもまぁ、他人の空似って奴だな」 アキラはそう言うと、バタッとアスファルトの上に横になった。