雅紀 「まさか留威が進学クラスに入るとはなぁ…」 クラス分けが終わり、 束の間の休憩時間。 雅紀は新たなクラスを見渡しながら 呟いた。 進学を決めた留威は 自分を追い込むために、 文系クラスから進学クラスへ 変わることを決めた。 その時、雅紀も誘われたのだが、 理数科目が苦手な雅紀は、 全教科底上げの進学クラスより 勝負科目だけを頑張りたいからと 文系クラスに残っている。 そんな雅紀の新しいクラスは 3年6組であった。