里桜
「ちょ、これ持って!」


電車から出ると、
鞄の中の整理を始めた里桜。


今回は里桜の苦労話である。



美桜
「はいはーい!おぉ+
財布に筆箱に、……飴ちゃんっ!!」


里桜
「飴ちゃんあげるから、
ちょっと持っててくれる?」


慎也
「飴いらないから、財布頂戴」


美桜
「飴ちゃん!!飴ちゃん!!」


慎也
「俺、財布がいい。
財布だけでいいから、頂戴」


里桜
「あー、はい!飴、あげる!」



バンッ(飴の袋)



雅紀
「え、俺!?…って、これ全部くれるの!?」


里桜
「違う!!そんなこと言ってないでしょ!?
1つだけ!」


美桜
「二個!!二個!!」


里桜
「…二個でもいい!!とっていいから!
ちょっと待ちなさい!」


慎也
「財布〜♪」


里桜
「ちょっ!こらっ!
……君達、少しは静かにしろぉ!」




*END*