「珍しくなんかないよ。だって、おままごとも『遊び』なんだから。こどもはいっぱい遊ばなきゃ、大人は遊ぶ子に付き合うの。一緒に、いろーんな遊びをして、いっぱい笑わなきゃ」 姫君が辺りを見回せば、暗い世界の中に、一点だけ光があたる。 スポットライトに照らされた箇所には、プラスチックの机やお皿、カップが置かれたシートが敷かれていた。 ままごとセット。 いつの間にやら、おかしな世界に迷い込んだと、姫君は苦笑気味に、こどもと机を挟む。 「あなたは、何役ですか?」 「こどもだよ」