消えた彼女。

昨日の記憶をゆっくりたどる。


昨日は金曜の夜。


俺とレイは仕事帰りに

六本木に
飲みにって
レイトショーを楽しんだ。


ほろ酔いになりながら、

もう3年間も一緒にすんでいる

この家に帰宅。


いつも通り
一緒に風呂にはいって、

いつも通り
一緒に眠りについた。


レイはいつも通りきれいな寝顔で
すぐに寝付いていた。

その顔を確認して
おれも眠りについた。



なにもかもがいつも通りの金曜日。


なのに、今日になって
レイの”痕跡”がうちからきえている。


歯ブラシを除いては。。