秘密な男女

「あれは…立花くんが好きか嫌いかの二択しかださなかったじゃない」




立花くんの表情が分からない





「好きか嫌いかって言われたら好きとはまだ言えないけど…



…でも優しい立花くんも知ってるし全てが嫌いな訳じゃないよ」





「優しい俺…?」




ふっと頭を上げる立花くん





「うん。立花くんは…キスとかしなければ優しいと思うよ」





この間もノートを一緒に運んでくれたし




さりげなく周りをよく見ているのも知ってる






ふっと立花くんの顔がほころぶ