秘密な男女

その後、俺が軽くあしらうと


その会長は

俺に見せつけるように葵にキスをした





いや…この場合会長は関係ねぇな



何より…葵が抵抗する素振りを見せない




何だかもう…どうでも良くなった





葵といると落ち着けて…


葵を見ているだけで楽しかった




でも…葵の幸せに俺は不必要




葵を幸せにしてやれるのはそいつ




胸が締め付けられるように痛い…



こんなの初めてだ





俺は……この痛みに耐えられない





もう……







…葵を離したくない


そんな想いも…どうでもいいんだ