秘密な男女

……と思いきや



ヒョイッと私の眼鏡を取り上げた




「あっ…!」




「委員長素っ気ない……」




立花くんはふてくされたように言う




対する私は慌てる




「何で眼鏡をとるのっ?私学校では眼鏡はとらないって決めて……」




「二人きり……だろ?」




私たちがいる廊下を見渡すと確かに誰もいない




「で…でも!それとこれとは話が別で…」




「ちょっとくらい良いだろ~?委員長がつれないから…」




「眼鏡かけたらこうなるって知ってるでしょ!」




「だから眼鏡とったんじゃん」