秘密な男女

それから数日ー…



何事もなく平穏な日々が続いていた




唯一変わったことといえば




「委員長♪それ重たいでしょ?貸して」




立花くんが自分から私の仕事を手伝ってくれるようになったことで……




「ありがとうございます…」





私は少し複雑な気分だった




手伝ってくれるのは非常に助かるのだが



それに加えて女子の視線を感じるようになった




…とてもじゃないがいい視線とは言い難い





「どうした?」




私の心情を察したのか立花くんは尋ねてくる




「何でもありません」




私はきっぱりと答えた




「ふ~ん…」




立花くんは素っ気ない返事をする