ふと気づいたら、

ボクは、

携帯を握ったままだった。


「もしもし!」


慌てて電話に出てみた。




すでに電話は切れた後だった。



あの言葉を聞いてから、

ボクの記憶が抜け落ちている。



何を話したんだ?

何を言ったんだろう?





覚えてない。