「ひゃっ!!」




気づかないうちに至近距離で見つめていたみたいで佐賀くんの端整な顔が目の前に…





驚くままに離れたから足を机にぶつけてしまった





「痛ーっ!!」




打ち所が悪くあまりの痛さにうずくまると上から笑いを堪えた声が……




「くくっ……柚、大丈夫…?」





そう言って手を差しのべる佐賀くん





思いっきり笑ってるんですけど……



…心配してます?




不満を抱えつつ差し出してくれた手につかまる






「…追試なの?」





な…何故それを…?





「さっき思い切り叫んでたし」



あ…聞かれてたんだ



恥ずかしい……